FERTCG4弾特集その2

●アポカリプス

使用後に国外へ送る。

【神将器】
この魔法カードを装備したユニットは、本来の属性に加え【闇】属性を持つ。この魔法カードを使用時、追加コストとしてX点、未使用チップを支払う。
*X(C=3/B=2/A=1/S=0)
【黙示の闇】
与えるダメージ修正を+Yする。
Yはこの魔法カードを装備したユニットの「装備Lv【闇】(C=0/B=1/A=2/S=3)」に応じる。
攻撃目標となったユニットの支配プレイヤーは、準備セコンド中に未使用チップをY消費すればこの効果を無効できる。
【特効】
ドラゴン系に攻撃・反撃をするとき、与えるダメージ修正を+2する。

 封印烈火完結編ということで、魔法カードの神将器もついに登場です。
 与えるダメージ修正を+Yする効果があります。闇魔法LvがAのユニットが使用すると7点ダメージというとんでもない効果です。攻撃目標となったユニットの支配プレイヤー(自分がアポカリプスを使用している場合、対戦相手ですね)は、Y枚のチップを使用すればこの効果を無効化できます。
 7点ダメージは、ほとんどのユニットを一撃で倒せます。Y枚払わないといけないケースは多くなるでしょう。
 アポカリプスを無効化するためにチップを払うと、当然ながら自分のチップは減ります。そのため、ダメージを軽減するのかそれとも防御カードで守るのか考慮する必要があります。
 アポカリプスの使用上の注意点として、このカードはデメリットとして使用後にリムーブではなく、国外へ送ります。
 国外へ送るということは「R2-066 修理屋」で再利用することもできませんし、【残像】を使用することもできないので要注意です。
(【残像】は、魔法カードを使用しても「リムーブしない」効果です。国外へ送ることを防げません)
 ちなみに国外へ送る効果はアポカリプスの独自効果であり、他の神将器魔法は使用後にリムーブする効果です。

・同時使用オススメカード
--R3-029ニイメ--
 恐らくアポカリプス使用においては最高級ユニット。弱点であった攻撃範囲をフォローしつつ、高い打点と初期装備イクリプスによる気力半減効果で2択を迫ることができます。

--R2-003アトス--
 複数の神将器が付与出来るユニットで、封印烈火の魔法デッキを作るなら必須になるのではないでしょうか。



●スレンドスピア

隣接していない敵ユニットに攻撃・反撃した場合、攻撃・反撃に消費するチップ+1。

 FETCGとFERTCGにおいて投げ槍部門は多種多様です。軽い「FETCG 129 手槍」、直接攻撃だと2回攻撃の「FETCG 4-071 マスターランス」、文句なし最強槍の「RA-030グラディウス」。
 そんな状況で登場のスレンドスピアですが、大きな違いは間接攻撃をしてもリムーブしないこと。間接攻撃時は必要な気力チップが1点増えますが、今までの投げ槍にはなかった効果です。
 ただ、間接で使用したいタイミングは、大抵の場合一回きりなので気力チップ消費+1のデメリットを吸収するには少し工夫がいるかもしれません。

・同時使用オススメカード
--槍B以上のクラスチェンジユニット--
攻撃ダメージを与えた効果でクラスチェンジした場合は使用済みから気力チップを乗せることができるので、気力チップ消費+1は気になりません。また、武器の効果によるユニットの最大気力増加を維持できます。



●白の宝玉

1.このカードがユニットからリムーブされたとき、このカードを国外へ送ることで国外へ送られたカードを3枚、山札の一番上に好きな順番で戻すことができる。戻す順番は相手プレイヤーに公開する。
2.手札コストを消費するとき、このカードを手札から戦場外へ送ることで手札コストを2枚まで消費したことにできる。

 二つ目の効果である手札コスト2枚ぶんの効果は、チップの消費に比べて手札コストの消費は用途が限られますが、赤の宝玉などと同じく手札から捨てるだけなので狙ったタイミングで使いやすい効果です。
 一方、一つ目の効果は少々回りくどいです。しかし、山札の一番上に戻せるので「RA-015 マリク」の【勇者の風】や「R1-007 ファ」の【神竜化】などで国外へ送られた強力カードを戻すことができます。狙い過ぎはよくありませんが、デッキによっては役立ちます。

・同時使用オススメカード
--【紋章能力】持ちユニット--
【速】や【魔】など、手札コストを自発的に使用するデッキに向いています。「R4-026 ジャファル」の【暗殺】を使用する際にどうぞ。

--【鋭刃】持ちユニット--
 国外へ送られた強力カードをリカバリできます。「R1-002 フィル」のように【鋭い一撃】を持つユニットであれば、どちらの効果も活用できます。



●【炎】の護符(属性)

このカードを付与されたユニットが【炎】属性だった場合、このカードをリムーブし、「攻撃回数を−1」する効果を無効にしてもよい。
この効果を使用後、山札にある【炎】属性のサプライズカードを1枚公開した後、山札をシャッフルし、消費チップを消費せずに使用してもよい(使用タイミングには影響されない)。使用しない場合、そのカードを手札に加える。
フィールドに、このカードを付与されたユニット以外の【炎】属性ユニットがいたとき、自侵攻フェイズ開始時にこのカードをリムーブしてもよい。リムーブ後、フィールドにいるすべてのユニットは、1ダメージを受ける(気力は1未満にはならない)。

 4弾で新たに導入された(属性)カードシリーズの第一弾。全7種となります。
 護符カードの効果は大別してふたつあります。
 ひとつ目が「自軍の【○】属性ユニットに付与されている場合に発揮される効果」、二つ目が「付与されているユニット以外に【○】属性ユニットがフィールドにいる場合に発揮される効果」です。
 二つ目については、自軍ユニットに限定されていないので注意が必要です。「R4-048 炎の護符」を付与した敵ユニットがフィールド上にいるのに自軍【炎】ユニットを出撃させてしまうと二つ目の効果の条件を満たすことになってしまいます。

 前置きが少し長くなりましたが、【炎】の護符の解説に移ります。
 ひとつ目の効果は、このカードを付与していることで、対戦相手が「R1-051 祈りの腕輪」などの攻撃回数−1のカードを使用してくる確率が低くなります。使用しても無効され、【炎】属性のサプライズを入手・使用の機会を与えるとなると、使用するメリットはほぼないからです(ユニットを守れば勝ち、なんて状況でもなければ)。
 二つ目の効果は自軍敵軍両方に影響しますが、使用する側はタイミングを考慮したチップ配分ができます。うまく使えばただの1点パンプより大きな成果が発揮できる可能性を秘めています。

・同時使用オススメカード
--R1-041【炎】の支援(属性)--
【炎】デッキを使う上で、攻撃の失敗は許されないですが、護符を付与したユニットであれば敵の回避効果をシャットアウトできます。そうなれば相手の防御手段は気力による防御となりますが、そこを【炎】属性ユニットによる+3点ダメージで蹴散らしてあげましょう。



●理の護符(属性)

このカードを付与されたユニットが【理】属性だった場合、武器カードまたは魔法カードで与えるダメージ修正を+Xする。
Xは、使用するカードの装備制限に記載された装備の種類と同じユニットの「装備Lv(C・B=0/A=1/S=2)」に応じる。
この効果を使用後、使用した武器・魔法カードは国外へ送られ、山札から武器カードまたは魔法カードを1枚選び、手札に加えてもよい。その後山札をシャッフルする。
フィールドに、このカードを付与されたユニット以外の【理】属性ユニットがいたとき、1ターンに1度、手札または戦場外からチップを消費せず「【理】の守護(属性)」を配置してもよい。

 ひとつ目の効果は、装備武器または魔法カードで攻撃・反撃を行うと発動し、攻撃・反撃を行ったあとに武器または魔法カードを手札に加えることができます。これによって手札に加えるカードは、護符が付与されている本人が使用できるカードに限りませんし、攻撃に用いないカード(「RA-033 スリープの杖」など)でも構いません。
 ただし、ダメージ修正を+する効果が発揮されなければ、手札に加える効果は発動しないので注意しましょう。例えば、護符を付与したユニットがスリープの杖を使用しても、攻撃・反撃ではないためダメージ修正を+するタイミングが存在しないことになります。よって、手札に加える効果は発生しません。

・同時使用オススメカード
--RA-032 スリープの剣---
 使用後リムーブするカードは、代わりに国外へ送ってもデメリットは小さいです。
 それよりも、2枚目のスリープの剣を手札に加えることができるメリットの方がはるかに大きいです。

 次回はサプライズ編の予定です。
 では、次回の更新をお待ちください。

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